世界規模のスキー場ウィスラーが終わる

公開日: Canada ディスカバリー

近年の気象

今年のBC州は、高温乾燥気候で山火事などの自然災害が多発しました。
原因は、エルニーニョ現象と太平洋十年規模振動が同時に発生したためです。

2014年、ウィスラーは一度たりともパウダースノーが楽しめませんでした。
たったの5日券しか買っていなかったのに、残った分を消費するために、滑りに行っていたようなものでした。
それくらいどこ行ってもガリガリでカービングも楽しめなければ、パークのアイテムもランディングが怖すぎてできませんでした。


バンクーバーには、3つのスキー場がありますが、そのうちグラウスマウンテンというダウンタウンから市バスでゴンドラ乗り場まで行けてしまうアクセス最高のスキー場があります。
ちょっと気が向いたくらいの時に、グラウスにスノボしに行くつもりで5日券買ってました。

2015年1月中旬、グラウスマウンテンに行きました。
オープンしていたコースは初心者コースのみで、雪はシャバついてて重く、通常ミニパークが脇にあるのに、土が見えてる状態。。。
朝一行ったのに、午前11時には、ダウンタウンにある家に帰ってました。。。

2月、それでも買ったチケットの消費をしたくて中旬くらいにウェブサイトを調べたら、全コース「CLOSED」表記が出てたので、思わず電話しました。

「雪がなくて、クローズしてます。再開の見込みは今のところないです。」

щ(゚ロ゚щ) オーマイガーッ!!



早割で買ったとはいえ、150ドルしたので、初日に滑ったリフト7本分がなんとも高額なリフト代となりました。。。

ちなみに、下記の動画がグラウスマウンテン2014-2015シーズン、最初で最後の日の映像です。







氷河が消えて無くなる

BC州氷河調査員のビードルさんは、「初めての調査は興奮したものだ」と語る一方、毎年ショックを隠せないという。
氷河が年々減少してる話を、どこかで聞いたことがあると思いますが、今夏はその減少率が異常だったようです。

過去十年、境界線とも言うべき氷河の端が200メートル、年間にすると15メートルも減退してしまいました。


下記の写真をご覧下さい。どちらも同じ場所で撮影されています。
同じ場所とは思えないくらい、たったの5年間でどれだけ氷が無くなったか冗談に思えるくらいの環境変化です。

glacier01
Image taken by Juxtapose

こちらも35年間でこれだけ氷河が減退しています。

glacier02
Image taken by Royal BC Museum



そして今年の夏、過去10年間での減退スピードの2.5倍の速さで後退したようです。

調査員たちは過去十年、氷河の後退を調べてきました。
特定の場所に7mのポールを差し込み、氷の溶け具合を調査しています。

ある猛暑の日、数十センチも氷が沈降したようです。
その溶けた氷の分は、通例の冬では取り戻せないほどの沈降のようです。


長年の調査で、年間約14cm~15cmの後退が確認されていますが、ここ2年は25cm~30cmもの後退が確認されました。

今夏の異常な高気温は、海水の異常な水温からも垣間見れます。
アメリカはワシントン州からバンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州界隈の北太平洋の水温が、そこだけ3度も回りの水温に比べて高く観測されました。
この現象が氷河減退に大きく影響しているというです。

glacier03
Image from Google Earth


ボード人生に終止符!?

初めてウィスラーに行ったのは、2002年でした。

当時は、毎日のように雪が降り、太陽を見ることの方が珍しかったです。
12月の頭から全コースオープンし、どこを滑っても朝一はフレッシュパウダーが楽しめました。

時には、普通のコースですら圧雪車が入れないほど雪が降り、午前中で食べ尽くされたパウダーは、スキーヤーによって作られたコブが膝くらいの高さになるくらい掘られていたものです。つまり、それだけのコブの高さができてしまうほど、一晩で普通のコースに雪が積もっていたってことです。


頂上付近や山の裏側は、森林限界を超え木々がなく、パウダーの宝庫コースであるウィスラー山の裏側にあるシンフォニーボウルや、ブラッコム山にあるセブンスヘブンでは、トラック、シュプールのついていない一面が、真っ白な世界が広がり、パウダーを滑走中、まるで下にある雪がベルトコンベヤーやランニングマシーンのように動いているような錯覚に陥り、自分がどこを滑っているのか分からず、怖くなるほどでした。


そんな最高峰のスキー場が、今では晴天が続き、土肌が現れている箇所がいくつも確認できるほどです。
雪はガリガリ、シャバついた雪が良質に思えるほど、残念なスキー場になってます。

ウィスラーは、意外と知られていないですが、ブラッコムの裏山が万年雪になっていてサマースキーが楽しめます。
巨大なキッカーやアイテムが並び、プロたちがトレーニング、練習しています。

glacier04

氷河調査員の調べによると、今世紀中にはウィスラー付近の氷河が完全に無くなるらしいです。。。。。

あんなに楽しい雪上滑走が奪われてしまうなんて、とても悲しいです。

カナダに来て、もう少しで3年。
雪不足に不満を抱く一方、日本では毎年良質で大量の雪が降っていて、日本にいるボード仲間が羨ましいです。

永住権取れたら、日本スノボツアーしてやるw

2015-2016 カナダ冬季気象

スキーヤー、ボーダーには嬉しいニュース!

今季ウィスラーは前年に比べ多く雪が降ると予想されてるようです!!!!
やばい!

私は今季、すでにボード用品やリフト券に1,000ドル超える出資を(笑)

さらに、GoPro も買わないといけない衝動に!
マジ、予想通り降ってください!!!


変わって、カナダ中部と東部にお住まいの方はご注意です。
マイルドで乾燥した気候になると言われています。降雪量は少なく、代わりに嵐が発生するとの予想が出ているようです。

天気予報を常にチェックし、外出に気をつけてください。


これらは専門家の予想なので、あくまで参照程度に。

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